はじめに
突然ですが、みなさんがイメージする『定食』はバランスの良い食事でしょうか?
白米、味噌汁、焼き魚、サラダ、小鉢が定食として出てきた時、「バランスがいいな」と思う方が多いのではないでしょうか?
多くの方が想像するような定食は糖質過多、タンパク質不足など実はバランスが良いごはんではないのです。
現代では誤った栄養に関する情報が一般的になってしまっていて、それにより病気や体の不調を引き起こしています。
今回は不足しがちなタンパク質について解説していきます。
タンパク質が重要な理由
まずはタンパク質が重要となる理由についてお話していきます。
人間の体のほとんどは水分でできていますが、水を除く残りの70%はタンパク質でできています。
タンパク質は生命活動や生活していく上で大切である『代謝』に必要な栄養素になります。
もう少し深掘りすると、人間には体の状態を一定に保とうとする『ホメオスタシス』という仕組みがあります。
(体温が一定に保たれているのはホメオスタシスのおかげです。)
このホメオスタシスは体内のタンパク質を使って、一定の状態を保っています。
なのでタンパク質が不足するとホメオタシスが機能がしなくなり、代謝異常を引き起こしてしまい、糖尿病、ガンやその他の疾患を発症してしまいます。
どのくらいのタンパク質が必要なのか
運動しない方でも1日に体重×1gは最低限タンパク質を摂取するようにしましょう。
理想は体重×1.5〜2gのタンパク質が摂取できるといいです。
例として体重80kgの場合、、、
80kg×2=160g
1日に160gのタンパク質を摂取する必要があります。
これを食事から摂取するとなると、、、
卵⇨30個
牛肉⇨1000g
鶏肉⇨800g
ただ、普段食べる白米や味噌汁の中にもタンパク質は含まれていますので、実際にはここまでの量を取る必要はないです。
皆さんはこの量を意識してタンパク質を摂取していますか?
プロテインを活用してタンパク質を確保しましょう
食事のみでタンパク質を摂取するのはなかなか難しいと思う方が多いと思います。
おすすめの摂取方法は『プロテイン』です。
朝と間食でプロテインを使用し、
1回20〜30gのタンパク質をプロテインで摂取するようにすれば残りは約100gとなり、残りは食材で摂取することができるようになります。
また、プロテインはタンパク質を摂取するという面では食材に比べ圧倒的にコスパがいいです。
牛肉で30gのタンパク質を摂取しようとすると、1000円もかかってしまいますが、プロテインなら100円以下で30gのタンパク質を摂取することができます。
最近ではプロテインやプロテインバーもコンビニで販売されるようになっているのでこちらもうまく利用すると外出時でも手軽にタンパク質を摂取することができますね!
タンパク質はこまめに摂取するのが大切
必要なタンパク質は160gだから朝に30g、昼に30g、夜に100gという偏った摂取の仕方はよくないです。
タンパク質は1度に吸収される量に限度があるのです。
過剰に体内に入ってきたタンパク質は消化・吸収されずに脂肪に蓄積されたり、腸内環境を悪化させる原因となります。
なので、1度に20〜30gのタンパク質を摂取するのが最適です。
(※体重や筋肉量により個人差があります。)
オススメの高タンパク食品
ここまでタンパク質が重要だということ、タンパク質の摂取量・方法が理解できたかと思います。
タンパク質を意識的に摂取することは素晴らしいことですが、自分の必要量のタンパク質を摂ろうとすると脂質も比例して多くなってしまうことが多いです。
ここではパーソナルトレーナーの私がよく食べているおすすめの高タンパク、低脂質な食品を紹介します。
1.カツオ
タンパク質:25.8g
脂質:0.5g
炭水化物:0.1g
108Kcal
(100gあたり)
2.タラ
タンパク質:17.6g
脂質:0.1g
炭水化物:0.2g
77Kcal
(100gあたり)
3.鶏もも肉(皮無し)
タンパク質18.8:g
脂質:3.9g
炭水化物:0g
116Kcal
(100gあたり)
いかがでしょうか?
定番の鳥ムネ肉以外を選定してみました。
鶏肉以外にも高タンパク・低脂質な食材はたくさんあります。
タンパク質を意識した食事を継続できるようにさまざまな食材でタンパク質を摂取することも大事ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
タンパク質は健康に生活する上で特に重要な栄養素になってきます。
皆さんがバランスがいいと思っている食事は大体がタンパク質不足であるのです。
この記事を読んだこれからは、プロテインなどをうまく利用してタンパク質を意識した食生活を心がけてください。